プロからの言葉2
先日お伝えした沼尻プロからの言葉、もう一つご紹介します。ジュニアに向けたメッセージです。
「コーチに言われたことだけをやるな!!」
レッスンに行けば、コーチが色々アドバイスしてくれるが、自分にしっくりくるものは取り入れればいいし、しっくりこないものはやらなくてもいい。ということ。
最終的にどんな打ち方、どこに打つか、何を考えてプレーするかなどは自分で決めなければいけない。
自分の信念をしっかり持たなければいけない。
沼尻プロと同世代に、西岡良仁プロがいて、ジュニア時代、沼尻プロは真面目な性格なのでコーチの言われたことを忠実に守っていたそうです。対する西岡プロはコーチに言われたことを全く守らないで「お前はそんなんじゃ勝てない。」と散々言われてたみたいです。
しかし、結果はどうでしょう・・・
今じゃ西岡選手はグランドスラムでも勝利をあげるほどの選手になってます。
その二人の違いは何だったのか。「何事も自分で決める。」ということ。それはコート内だけではなく、コート外でも常に判断するのは、親やコーチではなく自分でいろ!!ということ。
テニスは他のスポーツのように、試合中にコーチからアドバイスをもらえる競技ではありません。
決断する。ということに関しては、どの競技よりも必要かもしれません。
ぜひ、子供たちには自立してほしいし、親御さんも色々やってあげたくなる気持ちもわかりますが、時には自分でやらせる。ということに、トライさせてみてください。
幸いと言っていいかわかりませんが、僕の場合ある程度の年齢になったとき、親がテニスに関わらなくなりました。自分でスクールに行き、試合会場に行き、食事や飲み物を買い・・・など。
「あんたの試合見てると心臓に悪いから」と言っていたのが、本心なのかどうかはわかりませんが、結果的によかったんじゃないかと思っています。
話が変わってしまいましたが、、、
だからと言ってレッスン中に全員が西岡選手のように、コーチのいう事を全く聞かない人だったら、どれだけレッスンやりにくいことか。笑
それだけコーチ側にも覚悟が必要ってことですね。
偉そうに言ってしまいましたが、子供に「抱っこ抱っこ」とせがまれると、すぐに抱っこしてしまう甘すぎる僕なのでした・・・